人生の秋から冬への備え
〇去るものは去り、また充ちて
人生は、しばしば四季にたとえられます。命の芽が吹いて伸びる成長期は春、エネルギーにあふれ、社会で活躍する活動期は夏、人として成熟し、実りの秋を迎えて冬に備える収穫期は秋、人生の実りを得ておだやかにすごし、自身から零(こぼ)れ落ちた種が新たな春の芽吹きを待つ冬―。
〜中略〜
ただ、この四季のなかで秋から冬にかけてのイメージは、あまり生気潑溂(せいきはつらつ)とはいえなくて、木(こ)の葉が枯(か)れ落ち、風雪に耐える寒くて寂しい印象を重ねる人が多いと思います。
支部長さんよりブログのお役を頂き、会長先生の佼成9月号のご法話の表紙をワクワク・ドキドキしながら見させて頂きました。9月号を手にして目に入った会長先生のご法話の「人生の秋から冬への備え」の中の『冬』の一文字が私の目に飛び込んできました。一瞬にして私の気持ちは会長先生も書いて下さっているように「木の葉が枯れ落ち、風雪に耐える寒くて寂しい印象」でした。会長先生は私の事をよく御存知だとびっくり致しました。しかしご法話を拝読させて頂いてすぐに「人生の実りを得ておだやかにすごし、自身から零れ落ちた種が新たな春の芽吹きを待つ冬―。」と早々に教えて頂き、私のふさいでしまった心が一瞬にして明るい明日に向かっていました。
一瞬にして、マイナスのイメージを感じてしまう私の性を会長先生が私に教えて下さったんだと、うれしく有難い気持ちに変わっていきました。と共に私のこれから歩む人生の指針となりました。特に「自身から零れ落ちた種」を心にしっかり持って人のせいにせず、即是道場の精神で日々前向きにすごせますよう努めさせて頂きます。
〇冬は学びのとき
〜中略〜
こうした希求(ききゅう)は、人間すべてに具(そな)わる本能のようなものです。しかも、学ぶ気持ちがあればいくつになっても新しいことに出会え、その喜びや感動は、生きる活力とともに人生の冬をすごす楽しみをも与えてくれるのです。
会長先生のご法話を読ませて頂いた時に同じ支部のHさんの姿が目に浮かびました。Hさんは私より10才以上も年上の大先輩ですが日々の修行の中で常に新しい事にチャレンジされておられます。そのようなHさんの姿をお手本とさせて頂いております。
会長先生から教えて頂いた「人生の冬をすごす楽しみ」を味わい、「新たな春の芽吹きを待つ冬」を教えて頂き勇気を頂きました。気持ちの切り換えの「糧(かて)」とさせて頂きます。
ブログのお役を頂き自分自身を見つめることが出来ました。ありがとうございました。
合掌 湖南支部 K.T
(太字は会長先生のご法話9月号より引用)
当月の会長先生のご法話はこちらからご覧いただけます。