12月会長先生ご法話に寄せて

いつでも元気 ―病も辛苦も善知識

○「災難に逢う時節には・・・・逢うがよく」

 災難や生老病死(しょうろうびょうし)の苦しみは、この世のだれ一人として避けることができないものです。人の力ではなすすべのないもの、仕方がないことなのだから、それをあるがまま受けとめることが、その辛苦(しんく)に押しつぶされないですむ唯一の手立てなのです、と。

 会員教育でも苦があるからこそ人は成長できるのですと、苦の捉え方の大切さを教えて頂いています。

あるがままを受けとめることは、苦から逃げ出さないで自分の見方を変える機会を頂いている時なのだとも教えていただきます。

過去に大きな手術をしたときは不安もありました。自分の体でありながら自分では治せません。病院の先生やスタッフの方々、また家族や多くの皆さんのおかげ様の中で生かされていることに気付くことが出来ました。ありがとうございました。

○ただ「心田を耕す」のみ

 災難も病も、それに遭(あ)えば嘆(なげ)きたくなるのがふつうです。しかし、それらをこの世のことわりとして受け入れ、善知識ととらえれば、辛苦に打ちひしがれるどころか、心静かに、たくましく前へと進む智慧(ちえ)に目ざめるということです。

~中略~

そのうえで、私たちにとってさらに大切なのは、欲や怒りを超えて、和(なご)やかな心をもって日々、精進(しょうじん)をつづけること、心田(しんでん)を耕(たがや)すことです。

 私たちは毎日をいろいろな人のおかげ様で生かされています。日頃からいつも、そのことに目を向けていれば問題ないのですが、自分の我欲がその様な思いを消してしまうことがあります。

「心田を耕す」を今一度読ませていただきました。苦難のときも自分を見失わず、生活が順調のときであっても、おごることなくいつも感謝で生きることの大事さを学ばさせて頂きました。日々の生活の中で実践させていただきます。

                       合掌   教務部 Y.S

(太字は会長先生ご法話12月号より引用)

当月の会長先生のご法話はこちらからご覧いただけます。